いろんな疑問が残ってますが、それらが全て解決されることなく終わりました。
結局偽物は誰だったのか分からないし、目的も分からないし・・そこが気になって見てたので、分からないまま終わっちゃうのはもやっとしました。
金銭を得る職業としてのカムガールたちは、単に日常生活を公開するのではなく、もっぱら性的行為の様子を生中継動画で提供する。
ログインできずに焦るローラでしたが、なんとそのアカウントは連日配信を続行。
超絶イケメンの金持ち(嘘)が「素敵だね!結婚しようよ。(嘘)」と言って近づいてくることもあります。
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう!
しかし『カムガール』は、セックスワーカーをこれまでの映画のように汚らわしいものとして描くことを避けている。それもそのはずで、脚本家のイーサ・マッツェイは元ウェブカムモデルなのだ。
テーマとしては面白かったし、映像も不思議な色使いで、作品としては良かったと思います。
アカウントが乗っ取られる前にもララは自分の視聴者数ランキングを少しでも上げようと、コメント欄の過激な要求に答えていきます。その様子がリアル。
『カムガール』は、アリスの世界と、大半の視聴者の知る世界との関係性を、単純化し過ぎることもなく、説教じみることもなく、巧みに伝えている。映画の中ではすべてがありのままだ。気分が悪くなるほどのチャットとヴィデオクリップの大洪水や、ふわふわの巨大テディベアにだらしなくもたれる裸同然の女たち。それらの解釈は見る者に委ねられる。
しかし、この映画の強みはその特異性、そしてリアリズムにある。真偽不明の超常現象を描いたスリラーにリアリズムを感じるというのも妙な話なのだが。
厳しく評価すれば、『カムガール』の出来は完璧とは程遠い。前半は完全なホラーなのか、静かな小都市での厄介事を描いているのか、どっちつかずである。エンディングの物足りなさは、ノートパソコンをバタンと閉じたくなるほどだ。
最後、コピーと決着を付ける為にローラはコピーと同時配信状態に持ち込みます。
パリのルーブル美術館の様に、世界各国の芸術を体感できる場所が日本語圏でもあったら素晴らしいと思い、このブログを運営しています。 カムガール